有機JAS認証の生豆を100％使用した安全なコーヒーです。妊娠中や授乳中の女性、病中病後でお薬を服用中の方に自信を持っておすすめしたい安全なコーヒー豆です。綺麗な風味があり、カラメルのような甘さとアフターテイストの伸びやかさを感じます。完熟のさくらんぼのような甘酸っぱさが上品でふくよかな豊かさを印象付けます。程よいコクも良好。◆産地データ◆国 : メキシコ　エリア : チアパス州　農園名 : チアパス州の生産者組合　生産者 : 農協に属する小規模生産者(約1000名)　標高 : 800m〜1,700m　生産処理 : マウンテンウォーター製法日本の約5.3倍の面積を持つメキシコの良質なコーヒー産地は、大きく3つに分けることができます。その3つの産地とは、メキシコ湾岸ベラクルース州、太平洋側中南部のオアハカ州、グァテマラ国境沿いのチアバス州です。それぞれの地理や天候などの環境が、それぞれの味覚特性を作り出します。チアパス州産は高地産の良質な酸味を有しナッツやチョコレートベリー系の風味を持つコーヒーが産出される特徴があります。チアパス州の生物圏保護区はの高い山岳地帯の中にあります。メキシコ南部に残る最後の雲霧林地域である生物圏保護区は、多様な常緑樹林が残り、絶 滅危惧種の鳥であるケツァールやジャガーの最後の生息地の1つとなっており、そのほか様々な動植物が生存している自然保護地域です。ここではコーヒーの伝統的な栽培方法であるシェードグロウン栽培を用い、サスティナブル(持続可能)なコーヒー栽培を通じ、自然保護に役立てています。熱帯特有の強い日差しや激しい雨からコーヒーの木を守るため、コーヒーは伝統的に熱帯林の日陰(シェード)で栽培されてきました。日陰で育ったコーヒーの木は成長が 遅く、同じ面積で考えるとコーヒー以外の木を一緒に植えるため収穫量は少なくなってしまいます。しかし、シェードツリー(日陰を作るための木)は、 土壌の流出を防ぐだけでなく、熱帯に住む様々な動植物の生態系を守るという大切な役割を果たし、豊かな土壌を育ててくれます。◆焙煎度目安◆●ミディアム（中煎り）：上品でフローラルな甘い香り、完熟のさくらんぼを感じさせる甘酸っぱさが絶妙です。口あたりが良く、飲み進めていくほど甘味を感じます。グァテマラよりも豊かなボディとコクがあるため、明るい飲み口の割には飲みごたえも感じられ満足度の高いコーヒー感が残ります。●ハイ（中深煎り）：上品でフローラルな甘い香り、完熟のさくらんぼを感じさせる甘酸っぱさが絶妙で、スッキリしたほのかな苦味にはカラメルのような甘さと伸びやかなアフターテイストが伴い、口あたりが良く、飲み進めていくほど甘味を感じます。程よいボディとコクが好印象。●シティ（中深煎り）：フローラルな香り、スッキリとした上品な苦味にはカラメルのような甘さと伸びやかなアフターテイストが伴い、口あたりが良く、飲み進めていくほど甘味を感じます。程よいボディとコク、明るい飲み口は終始クリアです。●フルシティ（深煎り）：相変わらずフローラルな香りが漂い、角が取れた丸い苦味の後にはシトラスやアップルのような明るい酸味も感じられます。さらにブラウンシュガーを想わせるような甘さとアフターテイストの伸びやかさを感じます。上品なマウスフィールですが、なかなかコクもあり飲みごたえもあります。